HOUSE VISION 2015 SYNPOSIUM CO-DIVIDUAL
ひとり暮らしの世帯が30%を超え、個住の増加傾向はとまりません。一方で、クラウド技術や移動、セキュリティサービスの進展により人々は新たなつながりやまとまりを生み出し、空間を越えてサービスや関係を共有しながら暮らしていくスタイルも増えてきました。
集団の中の個、あるいは個の集合のかたちが新たに問い直されていく今、生きていく張りや充足のありかたも、新たに模索されなくてはなりません。新しい時代状況やバランスの中に、幸せのかたちを見立て直していく必要があるのです。これらの課題を「家」という具体性の中で分かりやすく可視化していくプロジェクトがHOUSE VISIONです。
テクノロジーと知恵、そしてクリエイターと企業のアクティビティを掛け合わせ、極めて、実践的な視点から未来を可視化していきます。住生活産業を越えて「家」を未来の多様な産業の交差点と考え、産業の新たな成長点を見いだしていくことが重要な目標です。同時に、普通の人々にも分かりやすいかたちで、生活者の「希求」に、良い意味でのエデュケーショナルな影響を及ぼしながら都市や住環境の未来を、一歩前に動かしていこうと考えています。
HOUSE VISIONは、2011年3月より、建築家、研究者、多様な企業、行政との対話を重ね活動を続けています。2011年には東京と北京にてシンポジウムを開催し、2013年には東京・青海で23日間に亘って「新しい常識で家をつくろう」というテーマのもと、 HOUSE VISION 2013東京展を開催し、「家」を基軸とした新しい産業の可能性を提示しました。ここ一年では、ジャカルタ、クアラルンプール、北京、台北、ハノイなどアジア各地域での研究活動を活発に進めてきました。
今回のシンポジウムは2016年の第2回東京展への標石となるものです。多様な参加企業を対象に、建築家・クリエイターがリサーチを行い、その収集した内容をもとに まとめた提案を公開プレゼンテーションします。どうぞ、よろしくご期待、ご注目ください。
会場 |
POLYLOGUE(東京都中央区銀座4-9-13 日本デザインセンター13F) |
日程 |
2015.1.9|金|-11|日| |
登壇者 |
青木淳/芦沢啓治/五十嵐淳/五十嵐太郎/石上純也/猪熊純/大西麻貴・百田有希(o+h)/門脇耕三/川添善行/隈研吾/榊原充大/柴田文江/島田陽/白井宏昌/末光弘和/鈴木健/鈴野浩一・禿真哉(TORAFU ARCHITECTS)/竹村真一/谷尻誠/塚本由晴/豊田啓介(noiz)/長坂常/仲俊治/中村竜治/永山祐子/西田司/羽鳥達也/馬場兼伸/深津貴之/藤本壮介/藤森泰司/藤原徹平/古澤大輔(リライトデベロップメント/日本大学理工学部)/連勇太朗/山雄和真/山崎聖子/村松伸/鷲田祐一(五十音順) |
主催 |
HOUSE VISION実行委員会 |
ご協賛・ご協力企業 |
アミタ(未利用資源のリサイクル産業)/オムロン/Cassina ixc./コクヨ/住友林業/スリーボンド貿易/デンソー/東芝/TOTO/ナカダイ(産業廃棄物処理業)/日本ペイント/Panasonic/LIXIL/List(不動産デベロップメント)/YKK AP(五十音順・2014年12月26日現在)
※出演者は都合により変更する場合がございます。 |
お問合せ |
日本デザインセンター原デザイン研究所 HOUSE VISION事務局 担当:西
TEL 03‐6264‐0330
E‐mail info@house‐vision.jp |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1月9日(金) |
10:00 |
ご挨拶|原研哉・土谷貞雄 |
10:30 |
生きている家との共生|永山裕子 × informative essay topics for 5th grade 電気機器分野 |
10:45 |
ドローン・リモコン|青木淳 × センサリング技術 |
11:00 |
オムロン・ハブ|青木淳 × オムロン |
11:15 |
孫の家のための山育て:おじいちゃん、おばあちゃんからのおくりもの|塚本由晴 × 住友林業 |
11:30 |
未定|ゲストスピーカー|深津貴之 |
11:45 |
コメント|原 研哉・土谷貞雄 |
12:00 |
休憩 |
13:00 |
地球目線で都市を考える|竹村真一 |
13:30 |
未定|石上純也 × Cassina ixc. |
13:45 |
受け継がれる家具|芦沢啓治 × Cassina ixc. |
14:00 |
未定|島田陽 × Cassina ixc. |
14:15 |
Mobili|長坂常 × Cassina ixc. |
14:30 |
家具のコンバージョン|青木淳 × Cassina ixc. |
14:45 |
コメント|原 研哉・土谷貞雄 |
15:00 |
休憩 |
15:30 |
住宅のモダリティ:人/家/知覚|豊田啓介(noiz) × 東芝 |
15:45 |
移動しながら暮らす家|末光弘和 × 東芝 |
16:00 |
自転車と家と街との新しい関係|鈴野浩一・禿真哉(TORAFU ARCHITECTS)× Panasonic |
16:15 |
都市をどう読むか(仮)|ゲストスピーカー|五十嵐太郎 |
16:45 |
新しい生産と生活の森|藤原徹平 × 住友林業 × ウェブポータルプラットフォーム |
17:00 |
働く場所にホームが宿る|藤原徹平 × コクヨ × ナカダイ |
17:15 |
コメント|原 研哉・土谷貞雄 |
17:30 |
終了 |
|
1月10日(土) |
10:00 |
ご挨拶|原 研哉・土谷貞雄 |
10:30 |
横浜市役所リノベーション|仲俊治 × List |
10:45 |
流動する暮らし方と家(仮)|山雄和真 × List |
11:00 |
The Crowd Housing《クラウド・ハウジング》|門脇耕三 × List |
11:15 |
Adaptive Development|馬場兼伸 × List |
11:30 |
内と外の間(あいだ)|五十嵐淳 × YKK AP |
11:45 |
家具と部屋の間(あいだ)|藤森泰司 × TOTO |
12:00 |
コメント|原 研哉・土谷貞雄 |
12:15 |
休憩 |
13:15 |
2025年の日本ー未来洞察研究から|ゲストスピーカー|鷲田祐一 |
13:45 |
個がつながる時代の、新しいリビングを考える|猪熊 純 × デンソー × 画像技術 |
14:00 |
10,000㎡の自然に住まう|川添善行 × デンソー |
14:15 |
都市に開く建築|ゲストスピーカー|藤本壮介 |
14:45 |
コメント|原 研哉・土谷貞雄 |
15:00 |
休憩 |
15:30 |
小さな経済の住宅|仲俊治 × LIXIL |
15:45 |
タワーマンションの未来─循環する住まいによる都市の再生─|古澤大輔(リライトデベロップメント/日本大学理工学部) × LIXIL |
16:00 |
はたらく壁|柴田文江 × LIXIL |
16:15 |
これからの暮らし方・死に方|ゲストスピーカー|隈研吾 |
16:45 |
手放されるもの、必要とする人|榊原充大 × アミタ |
17:00 |
HOUSE WORK HOUSE─かたづく家×しぶとい家|羽鳥達也 × 東芝 × アミタ |
17:15 |
コメント|原 研哉・土谷貞雄 |
17:30 |
終了 |
|
1月11日(日) |
10:00 |
ご挨拶|原 研哉・土谷貞雄 |
10:30 |
眠りの家|谷尻 誠 × オムロン |
10:45 |
眠りのための空間|中村竜治 × オムロン |
11:00 |
カタログ・ブック:Design it yourself(仮)|白井宏昌 × コクヨ |
11:15 |
経済と都市(仮)|ゲストスピーカー|鈴木健 |
11:45 |
コメント|原研哉・土谷貞雄 |
12:00 |
休憩 |
13:30 |
街に住むこと/家に住むこと─未来のおばあちゃんち─|西田司 × セキュリティサービス |
13:45 |
未定|大西麻貴・百田有希(o+h) × セキュリティサービス |
14:00 |
開く家のセキュリティ|山雄和真 × セキュリティサービス |
14:15 |
グローバリゼーションは価値観の収斂をもたらすのか─「世界価値観調査」から人々の価値観を描く─|ゲストスピーカー|山崎聖子 |
14:45 |
コメント|原 研哉・土谷貞雄 |
15:00 |
休憩 |
15:30 |
色によるトイレ空間の再生(仮)|白井宏昌 × 日本ペイント |
15:45 |
Colour Dimension|連勇太朗 × 日本ペイント |
16:00 |
発展するアジアの中での建築家の役割(仮)|ゲストスピーカー|村松 伸 |
16:15 |
総括コメント|土谷貞雄 |
16:45 |
総括コメント|原 研哉 |
17:30 |
終了 |
|