羽村の集合住宅

Client: 有限会社オクダ商事

東京郊外に計画した4戸の集合住宅である。構造的に自立した9枚のコンクリートの壁に、床や屋根などの水平部材を木造で掛け渡し、明快な構造システムがそのまま外観に表れたデザインとなっている。

9枚の壁は全て同じ三角形のプロポーションで構成している。この形状によって、約2層分の高さのコンクリートの壁を1回の打設でコンクリートを合理的に充填させている。また、それぞれの最高高さを5.5m~7.5mの間で異なる寸法に設定した結果、全体が統合されながらもランダムで多様な印象を与える外観となっている。さらに、住戸の庭を仕切るフェンスのような付加的な役割を与えることで、部分と全体を横断する、多義的に振舞う壁面の連続体を生み出している。

住戸の構成については、これら三角形の壁3枚分、つまり2スパンを1住戸に割り当て、1スパンを多目的に利用できるガレージ、もう一方に居室や水回り、ロフトを納め、スパンごとに機能分担させている。

担当業務:設計監理・リーシング・新築
所在地:東京都羽村市
構造設計:坪井宏嗣(坪井宏嗣構造設計事務所)
施工:オクダ建設株式会社
敷地面積:497.66㎡
延床面積:302.98㎡
構造規模:RC造 地上1階+ロフト
用途:長屋
竣工年:2011年11月
撮影:関尚道

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